父は昔から肥満体質で、身長170cmで一時期は100kg以上ありました。親戚に会うたびに「痩せろ」と言われていましたが、本人は食べるしか楽しみがないようで、ダイエットすることはありませんでした。
そんな父が、いつの頃からか痩せ始めました。最初は「ダイエットを始めてたのかな?」と思っていました。父本人も特別何もしていないのに痩せたことを喜んでいました。しかし、そのままどんどん痩せ続けて「これはさすがにおかしい」と不安に感じるようになったようです。
母が慌てて父を病院に連れて行ったところ、かなり進行した糖尿病と診断されました。確かに、今にして思えば口渇、多尿、などの症状が出ていたように思います。母は動転していましたが、父は「糖尿病なんて痩せれば治るだろう」と甘く考えていたようです。
そのまま入院になって、家族全員で心配して見舞いに行きました。その時の父は以前よりかなり痩せて弱々しくなっていたものの、元が100kg近くあっただけにそれほどしぼんだ感じはしませんでした。しかし、1ヶ月後かなり病状が深刻なことを主治医に伝えられました。
血管がボロボロになっていて、腎臓の機能もやられていると言われました。